慈しみ 竹の絵にこめ

京都新聞(2025年11月13日付)

慈しみ 竹の絵に込め

上賀茂神社 石川の画家奉納

京都で竹に魅了されて以来40年以上、竹をテーマに描き続けている洋画家八十山和代さん(66)=石川県小松市=が、京都市北区の上賀茂神社に新作の油絵「竹龍」を奉納した。 太く青々とした竹の間をくぐって白龍が空に飛び立つ様子を描き、「上賀茂神社の慈しみの心を世界中に広げてほしい」と願いを込めた。

油絵は縦約1.2メートル、横約1.8メートル。 龍の角や雲の塗料には金粉が使われ、うろこの部分には光る粉末を混ぜた絵の具が塗られているため、光が当たると輝いて見える。 5カ月かけて制作した。

八十山さんと20年来の付き合いがある同神社の田中安比呂名誉宮司が制作を依頼した。 今後は境内の入り口に立つ大鳥居の近くの集会施設「明神会館」に飾られる。

10月31日午後、雨が強まる中で本殿で奉納報告祭が行われ、八十山さんの家族や友人が参列した。 田中名誉宮司は「神社の正式名称は賀茂別雷神社。雨と雷は一対。(祭神が)感激すると雨を降らせます」と神様が喜んでいることを八十山さんに伝えた。 八十山さんは「歴史ある上賀茂神社で、絵が100年、200年先の人にも親しまれてほしい」と話した。 (野坂真輝)

【写真キャプション】 上賀茂神社に奉納された油絵「竹龍」と作者の八十山さん(京都市北区・同神社)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Follow by Email
YouTube
Instagram